B-10は、1943年に採用されたコットンシェルとアルパカライニングを持つフライトジャケットである。
シープシェアリング製のフライトジャケットに代わる一着として、およそ9ヶ月の間に18回もの発注が行われ、相当な数が生産されている。
戦中に大量に用意したこともあって、納入コントラクターによる細かなディティールの違いが散見されるほか、稀にエポレットのない個体が見られる。
詳細は不明だが、おそらく意図的なもので、同一の発注番号内で混在しているところを見ても何らかのオプションとして生産されていると推測できる。

・シェル：　コットンサテン
・ライニング：　アルパカウールパイル
・襟：　ビーバーラム加工ムートン
・リブ：　ウールリブ
・フロントファスナー：　40sベル型、ブラス、コットンテープ
・縫製糸：　カタン糸（綿糸）

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