潜水艦乗組員に支給されていたサブマリン・コートとセットになるトラウザーズ。
海軍内部において精鋭部隊と位置づけられていたサブマリナーには、他の艦艇乗組員と差別化された意匠、機能性を持つ制服が支給されていた。
一連のサブマリン・クロージングは、1941年の海軍制服規則に明記されているが、それ以前にも海兵による着用写真が複数確認されており、少なくとも1930年代中頃には運用が開始されていたと推察される。
使用されるヘリンボーン織のウール生地は、当時としては軽量かつ高い撥水性を備えた先進的な素材であり、軍用のみならず民間のデイリーウェアとしても広く用いられていた。

・マテリアル： 　ダブルクロス・ヘリンボーンウール
・ボタン： 　ナットボタン
・縫製糸：　カタン糸（綿糸）