毎年人気のツタエさんの日傘、今年は新たな試み「タビスル」シリーズのこちらを。
『日本の素材ではないものを、日本の傘の職人さんの技と掛け合わせること。
ずっと描いていた試みを、ついにかたちにし始めます。
その記念すべき最初の「タビスル」はインド。
インドのブロックプリントを素材としています。
手彫りの木版を使って布にインクを押し付けていくインドの伝統の技。
その歴史はとても古く、起源前にまで遡るとも。
カラフルで複雑な柄ほど幾重にもインクを重ねていく。
その作業工程は果てしなく、 その分、機械では出せないハンドメイドならではの滲み、かすれを含んだ味と優しい風合いが生み出されます。』
GREEN(dot)は青緑カラーに雫のようなドット模様で、ブロックプリントならではのズレや滲みの揺らめきが印象的です。
BEIGE(flower)はベージュ地に白抜きの小花柄が、よく見ると互い違いになるように張られています。
可愛らしすぎないのは、色の滲みや濃淡のナチュラルな雰囲気がなせる技。
(画像は折り畳み傘が混ざっています。柄の長さと大きさが多少異なります。
また、折り畳み傘には露先には竹部品が付きません))
(長傘より折り畳み傘の方が若干広げた時が大きくなります)
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※柄によっては、柄の出方が写真とは異なるものもございます。
※柄や先端部など天然素材を使用しておりますので、1本1本風合いや色合いは異なります。
※生地部分にムラや滲みが見られることがございますが味としてご理解くださいませ。
※強く擦ったり他の物と一緒にされますと移染の恐れがありますのでご注意ください。
※「安全ロクロ」を使用しております。
(ロクロ=開くときにスライドさせる箇所)
この安全ロクロとは、傘を閉じる際に押す金具(=上ハジキ)を保護するかたちでカバー(=押しボタン)が付いており、傘を「閉じる」際に、このボタン部分を押すことで、指と金具との接触を避け、指詰めや怪我の可能性を防ぐものです。
但しこの機能は、傘を閉じる際にのみ機能しますため、開く時にこのボタンを押して開くと、傘を広げた際に上部でしっかりと止まらず、傘が閉じてしまうことがあります。
開く際にはこのボタンを「押さず」に通常の傘と同じようにロクロの周囲を持って開いていただくようお願い致します。
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<傳 tutaee ツタエ>
昔の服に似ている。
しかし、昔そのままの過去の服ではない。
年月に従って人間も変わっていくものである。
服もそれに習い変わっていくものである。
古き良きは捨てさらない。
しかし、それは捨て去らないというだけのことである。